実録インタビュー!「夜の世界に住む◯◯な人たち」/ソープ嬢あすか(前編)

ホストにハマる女―――

 

あなたはどんな人を想像する?

 

なんの取り柄もない女、男に依存する女、恋愛がすべての中心な女、馬鹿な女・・・

 

でも、それはすべて想像。彼女たちの本当の姿を見たことはある?

 

ホストにハマり、ホストに貢ぎ、ホストを愛する女の本当の姿を教えます。

 

 

※この企画では、夜の世界に住む人達の生活や心情をインタビューした様子をありのままに掲載!

(聞き手:Iris編集部あーちん)

 

【夜に生きる女の素顔 ソープ嬢あすか:前編】

 

ある一人のホストを客として支えるあすかさん(仮名)。彼女は現在、ソープ嬢として働いています。彼女がソープ嬢をしている理由や、ホストへの想いを聞きました。

 

 

―あすかさんは元々なんのお仕事をしてたんですか?

 

「会社員(派遣)として働いていました。元々は自分の好きだった分野の専門学校に入るために上京したんです。学校の課題が忙しく勉強ばかりの生活で、バイトを掛け持ちしながら自分の全てを懸けたと言っていいほどその分野の勉強に取り組んでたんですけど結果が出なくて。。。自分の限界を感じてスパッと辞めて派遣社員として働き出したんです。」

 

 

―夜の世界とは無縁そうですが、ホストクラブに通うようになったきっかけは?

 

「20歳になった記念に、友達と行ってみよう!って気軽な気持ちで。よく成人の誕生日にお酒を飲んだりタバコ吸ってみたりってあるじゃないですか。あんな感じで、なんとなく”大人になった証”として行ってみたいなと思って行ったんです。」

 

 

―大人の階段のぼってみよう、という感じですね。行ってみて、どうでした?

 

「それが、ぜんっぜん楽しくなかった。笑 いきなり歌舞伎町は怖かったので池袋に行ったんですけど、つまんなくて。なんだ、ホストクラブってこんなもんなの?と思って、楽しいと思えるホストクラブに出会いたくてそこから池袋中のホストクラブに行ってみたんです。ただ興味があったっていうのと、当時は派遣で働いてたのですごく暇だったんです。私、特に趣味もないから時間は有り余ってるし、オシャレがすごく好きとかっていうわけでもないから貯金もあって。暇つぶしと興味と、ただそれだけが理由でホストクラブ巡りを始めました。そうこうしてるうちに、池袋はほぼ制覇してました。笑」

 

 

―池袋を制覇!すごいですね。笑 それで、満を持して歌舞伎町に進出?

 

「そうですね、池袋もう回っちゃったし、歌舞伎町行くかーと。そしたら歌舞伎町も最初はあんまり楽しいと思えなかったので、ここでもいろんなお店に行きました。いわゆる”初回荒らし”(※)ですね。笑 歌舞伎町も制覇してやるかーって。」

 

※初回荒らし:初回限定の安価システムである「初回」だけを繰り返す客のこと。

 

 

―まさかの歌舞伎町もつまらなかったと。

 

「あ、でも池袋では初回に行くっていうことだけだったんですけど、歌舞伎町に来てからはアフターや同伴の楽しさを知るようになりました。初回荒らしはしてたんですけど、ホストの連絡先の交換とかはしてなくて(笑)

私にとってはホストクラブは本当にただの暇つぶしだったので、プライベートでも連絡を取り合ったりするのは面倒だし怖いなと思っていて。でもホストクラブにもだいぶ慣れてきたこともあって歌舞伎町に行くようになってからは連絡先の交換もし始めました。」

 

 

―少しずつ、遊びのレベルを上げていったんですね。それでもまだ、初回荒らしは続けてたんですよね?

 

「そうです。アフターや同伴はするけど、どこも2回目の訪問はしてませんでした。歌舞伎町に通い始めて1年くらい経ったときにたまたま今通っているホストクラブに入ったんですね。初回ってぐるぐるホストが入れ替わるじゃないですか。そこもそんな風に次から次へホストがやってきて、ケイト(仮名)もその中の一人でした。」

 

「じゃんけんに勝ったらLINEの連絡先を教えて、みたいなことを言われて交換することになったんです。で、まあそこまではこれまでのホストと特に変わり映えはないし、むしろ印象は薄いぐらいで(笑)ホストクラブって、初回と2回目訪問だと料金が10倍くらい違うじゃないですか。だから基本行かないんですけど、ケイトのお店で2回目訪問が安いっていうイベントをしてるから来てってケイトから連絡がきたんです。もちろん営業って分かってるけど、どうせ暇だし安くなるならいいかなと思って。」

 

 

―初めての2回目訪問!

 

「はい(笑)でも、行ったらその日、たまたまケイトの太いお客さん(※)が来ちゃって、営業されて行ったのにまさかの帰されたんですよ。わりと嫉妬深いタイプのお客さんだったみたいで(笑)今考えたら、は?って感じですけど、そのときは別に彼になんの思い入れもないし、そもそもホスト自体に深入りしてなかったので、仕方ないかーと思って帰りました。」

 

※太い客:上客。

 

 

―それにしてもひどいですね・・・

 

「そうですよね(笑)そんなことがあったので、ケイトからあとで別日に埋め合わせさせてほしいって連絡があって。でもそれがまだお店が終わった深夜1時待ち合わせのうえ、まさかの連絡一切ナシで数時間待った上にドタキャンで!」

 

 

―・・・最低じゃないですか?笑

 

「あとで聞いたら酔いつぶれてたみたいなんですけどね。笑 それでまた別日に埋め合わせで。ご飯を食べてそのままホテルに行ったんです。特に彼氏もいなかったし、それまでにも何度かホストとホテルには行ってたのでそのときもそんなに抵抗感はなかったですよ。ただ、ケイトは初めてチェックアウトまで一緒にいてくれたんです。」

 

 

―それまでは最後まで一緒にいてくれるホストはいなかったんですね。

 

「みんな大体2~3時間で帰っちゃうんです。これも仕事のうちって私も分かってるし、それはそれでよかったんですけど。でも、チェックアウトまで一緒にいてくれるっていうのがすごく新鮮で、あー指名するならこの人かもなーって思って。」

 

 

―それがきっかけで、ケイトくんを指名するようになった?

 

「それもあるんですけど、ちょうどケイトの太いお客さんが飛んじゃって。ホストは客が飛んだらその客のツケてた分を自分の給料から引かれるんですけど、ケイトの場合はそれでマイナスになっちゃったんです。それで、少しでも足しになればと思ってちょっとずつ通うようになりました。」

 

 

―それは好きだったからですか?

 

「いや、そのときは好きっていう気持ちではなくて、親心に近かったと思います。単に可哀相だなって。」

 

 

―それで通うようになったんですね。

 

「今思うと、いろんな偶然が重なったんですよね。それに通っているうち、だんだんとお店の人たちとも仲良くなっていって、そこに行くのが楽しくなってきたんです。週に1~2回、そこに行くのが当たり前のようになって。そしたらいつの間にかケイトのことを好きになり始めていて。あと、ケイトに使ったお金に執着している部分も少なからずあって、もうあとには引けないなと。笑」

 

 

―なるほど、これだけお金かけたんだから!育てよ!と。笑

 

「そう。笑 あるタイミングで、ケイトの常連が自分だけということに気付いてからは「ここまできたらやるしかないな」と思って。あとはもう、そう思ったときには完全に好きになってました。彼を助けたいし、自分が少しでも力になれるならなりたい。」

 

 

―ホストとしてではなく、一人の男性として好きになったんですね。

 

「自分はあくまで客だけど、だからこそできることを全力でやりたいと思うようになってて。そう考えると、一番はやっぱりケイトにお金を使うことなんですけど、派遣社員の給料だけだと限界があって。効率良く稼ぐには夜の世界で働くことなんだろうなと思って、ヘルスで働き始めました。」

 

 

 

 

後編に続く・・・

 

 

インタビュアー:Iris編集部あーちん

撮影:Iris編集部